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収斂消炎点眼液
?@大学目薬
?A新ロート目薬
?BロートV40など。
収斂剤(粘膜や創面に保護膜を作る)、血管収縮剤、殺菌剤などを配合したもので、非細菌性の炎症を取り、充血などを除く。
適応:目の疲れ、結膜充血、目のかすみ、ホコリや汗などが入った後の眼疾患の予防などのほか、眼瞼炎、結膜炎にも有効。
用法:?@?A?B1回2−3滴、1日5−6回点眼。
<中枢神経用薬>
解熱鎮痛消炎剤
?@インダシン坐剤 25mg
?Aボルタレンサポ 25mg
抗炎症作用のほか、解熱、鎮痛作用がある。内服ができないときに使用して、直腸粘膜から吸収させる。
適応:外傷痛、腰痛症、慢性関節リウマチ、変形性関節症、などの鎮痛、消炎。手術後の鎮痛、消炎。他の解熱剤の使用が不可能な場合の、急性上気道炎の緊急解熱。
用法:?@?A1回量25mg(1個)、1日1−2回直腸内に挿入。
注意:1. 消化性潰瘍、肝障害、アスピリン過敏症、直腸炎、直腸出血、痔疾のある者は、使用を避ける。
2. ショック、胃腸出血、消化性潰瘍などを起こすことがあるので、使用時には十分注意する。
3. 食欲不振、はき気、嘔吐、胃痛、下痢などの副作用が現れることがある。
保管:冷所保存。
末梢神経系用薬
鎮けい剤
アトロピン系製剤
ブスコパン坐剤 10mg
内用薬(30頁)参照の上、内服ができない場合に使用する。
適応:内用薬参照。
用法:1回 量10mg(1個)、、1日1−5回直腸内に挿入。
注意:1. 口渇、腹部膨満感、頭痛、頭重感などの副作用がある。
2 .発疹が現れることがあり、その場合は使用を中止する。
保管:冷所保存。
<その他の外用薬>
ワセリン類
?@白色ワセリン
?A親水ワセリン
患部を外部から遮断して保護する。
適応:皮膚の乾燥防止、床ずれ、ひび、あかぎれ、広範囲の熱傷の際に、抗生物質軟膏の補助として用いる。
用法:?@?Aを直接塗るか、ガーゼにうすくのばして患部に貼付する。分泌物が多い患部に使用するときは、滅菌ガーゼを厚く重ねて、分泌物の吸収をはかる。
注意:1. 感染を伴う患部には使用しない。
2. 発赤、発疹、かゆみなどの過敏症状が現れた場合は、使用を中止する。
保管:室温保存。

 

 

 

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